ブラックバス釣りでは誰でも一度は使った経験があるスピナーベイト。
障害物をスイスイ回避し、アピール力も抜群で魚を引き寄せる、一個はルアーボックスに入れておきたいルアーです。
スピナーベイトの定番カラーで思い浮かべるのはチャート・キンクロ・赤黒などが定番だとは思いますが、最近はブラック系のスピナーベイトも発売されています。
『フラッシングでアピールするから効果無いんじゃない?』と思ってしまいがちですが、ブラックには人気の秘訣があるんです。
そこで今回はブラック系のスピナーベイトのメリット・デメリットに関しての解説をしていきたいとおもいます。
黒いスピナーベイトのメリット
朝夕まづめ時のシュチュエーションに効く
スピナーベイト自体がブレードで強い水流を出し、ブレードの振動でスピナーベイト全体が艶かしく揺れる事によりアピールが強いのは当たり前です。
しかしカラーが真っ黒になる事によって朝夕のまづめ時に、バスがかけ上がりの下からベイトフィッシュを狙う視点の角度や、単純に横からの視線からでもシルエットがハッキリ見える事によってアピール力も格段に増えます。
濁りの効いた場所に効く
ダム湖や野池、川での濁りが効いた場所と一言で表現しても、濁りの色は何種類かあります。
秋頃のターンオーバーした若干黄色系の水質の濁りや、大雨の後、また農村部での田んぼを耕した後に川全体が濁ってしまう白濁り系の色などです。
その濁りの中ではチャート系・赤系・白系よりも黒系のスピナーベイトが一番見えやすく、アピールが意外にも一番強いと言えます。
サイトでの釣りに効く
最近のバス釣りでは、まだあまり知られていませんがスピナーベイトをサイトフィッシングで使う技も出てきています。
使うスピナーベイトはブラック系、ガンメタ系のブレードはフラッシングを抑えた物です。
バスを発見したらバスが反応しない場所にキャストし、バスから30センチほどの離した場所を後ろから通過させます。
すると急にバスの捕食スイッチが入りリアクションバイトに近いような感じでヒットしてくる釣り方です。
これは某バスプロも推奨している技ですので気になる方は試してみてください。
黒いスピナーベイトのデメリット
クリアウォーターでは不利
クリアウォーターで使用する際、釣れないというのは間違いですが、どうしても黒は目立ちすぎてしまいますので、同じ場所を何回も投げ倒すのはオススメできません。
使うとすれば先ほどメリットの場所で説明した通りにサイトで使ってみるか、広いダム湖でのパイロット的なルアーとしてなどが良いかと思います。
小型の野池では最後の役目として
スピナーベイト自体が当てはまる事だとは思いますが、アピール力が大きいので小型の野池では使うとすぐにスレてしまいますので不利と言えるでしょう。
ただ、春先のスポーニング期前などでは、ずっと使い続けているとイライラして威嚇としてヒットしてくるバスがいますので、根気強い方は使ってみてください。